2022/7/8
T型人間とスキルの重要性
資本主義は需要と供給のバランスで価値が決まります。需要と供給の変数として、時間や場所そして付加価値があります。つまりは、需要が高く供給が少なければ価値は上がり、その逆もしかり。
これはモノだけに当てはまることではないので、需要と供給という基本セオリーは人材にも当てはまります。同じスキルと経験がある人でも東京と地方で働く場合の賃金は大きく変わります。これは変数である場所が違うからです。時と場所によって価値は全く変わるものですよね。富士山の山小屋で売ってる水が500円するという意味です。当然、富士山に水をあげる物流コストは平地と比べて高くなりますがそれを超えて平地よりも富士山での清潔な水の価値は平地の5倍払っても買うという事になります。これは場所が価値を5倍に変える理由です。
これを労働者に置き換えてみましょう。
自分の時間を売る労働者、経験やスキルを売る労働者など多様な形態はあるのですが基本は単純です。雇用者(会社)にとっては生産性が高く、高品質なサービスを提供出来て、能動的に動ける「安い」人材を本質的には求めています。
AさんとBさん、同じく新卒で入社して3年後Aさんはその仕事ぶりが評価され、Bさんよりも1.5倍の給与を得ることが出来ました。なぜ3年で給与に差がついたのでしょうか。
Bさんはその間、上司の指示通りにミスの無い様気をつけて丁寧な仕事を心がけていて、周りからの信頼もありました。
一方でAさんは、お客様との積極的なコミュケーションを持ち前の人なつこい性格から得意とし、コツコツと日々の業務に活かして、他部署とも繋がりを作って広く仕事をしてきました。
さて、違いはどこにあったでしょうか。
それは「プラスアルファ」の仕事をしているかどうかです。
現代においてはお客様のニーズは多様化を極めており、またお客様自身が商品知識を持って比較検討が出来ている時代です。それにあたり提供側は、ひとつの能力だけでは評価をつけられないという事です。
営業マンだから、どれだけ売って来るかが大事。
調理人だから、美味い料理を作れればいい。
経理だから経理事務を正確にすればよい。
ホールサービスだから、サービス技術向上をするのが大事。
プログラマーだから、作ったコードが全てだ。
カメラマンだから、イケてる写真を時間をかけて撮る。
ひとつのスキルを深めて価値をつける人材を「I型人材」と言います。いわゆるその道のプロですね。専門職です。実はもう「l型人材」として高給を取れるのはほんの一握りです。それも、完全に極めた替え難いスキルを持っているのが大前提です。真の意味でのI型人材こそひくて数多のヒーローなんですが、9割以上はそこにはいけません。何故なら余人を持って変え難いレベルで無ければ残念ながら、「〜しか出来ない人」止まりです。

これに対して凡人たる私たちが取りうる最善策は「T型人材」です。
ひとつのコアスキルで専門と言えるレベルまで持っていき、その後に広く浅くスキルを増やすやり方です。
ひとつの分野を中心にスキルを深めていく一方で、その周辺からジワジワと知識をつけていくという事ですね。重ねてですが、現在は「商品を売る」という事でもマーケティング、ブランディング、広告、LTVだなんだかんだと、単純に機能やそのものの美味しさだけでは売れない時代です。
如何にして、専門以外のスキルを組み合わせて掛け算になる人材になるかがビジネスにおいての価値になります。
リアルに言えば、シェフやパティシエとして賞をもらう様な技術を持っていたとしても、それだけしか出来ない人よりも、そこまでの専門性やスキル、センスがなくてもシェフをしているが、広告やブランディングに関しても勉強をしている人の方が結果的には伸びしろがあるということです。
飛び抜けた専門性のスキルを他の知識に掛け算が出来た時に他には無い発想であったり、価値を作り出せるということです。
人間国宝や未踏人材みたいなところにいけないのであれば、俺の仕事はXXだから、本社のしてることなんかかんけーねーやとか言わない方が吉ですよね。
CONTACT
お問い合わせ
マーケティングやその他サービスに関するお問い合わせなどはこちらよりお気軽にご連絡ください。
DOWNLOAD
資料ダウンロード
弊社のサービスについて詳細をご覧になりたい方はこちらより会社案内資料をダウンロードください。
