2025/7/14
言語化が出来る人、出来ない人
「言語化が大事」と最近、特によく言われませんか?実際、出来る人と出来ない人の差は歴然で、誰しもなれるものならなりたいビジネススキルだと思います。
言語化が出来る人は
- 考えていることを短時間で整理できる
- チームに共有できる
- 周囲を動かす力がある

言語化が出来ない人は
- 何を考えているか自分でも分からない
- アイデアがあっても伝えられない
- 結果的に、何も動かない

という状態に陥りがちです。ここでは、言語化が出来るようになるためのヒントを書きたいと思います。
言語化とは、アウトプットだけではない
ここで誤解してはいけないのは、言語化とは「話し方が上手い」ことではないということ。言語化が出来る人は、例えばこんな思考の特徴を持っています。
- 情報を構造化して捉えている
- 思考の粒度を整えている
- 事実と感想を分けている
だからこそ、言葉にしたときに相手に伝わる。
言語化が出来ない人の特徴
言語化が苦手な人には、いくつか「あぁ、いるいる」と思う特徴があります。
1. 話がとにかく長い
→ 結論の前に前提の説明が冗長
→ 例え話を入れるが、例えが抽象的すぎて余計わからない
結局、何が言いたかったのか分からないまま終わるので、周囲も「で、どうするんだっけ?」となり、行動に繋がりません。
2. 感想と事実が混ざっている
→ 「この施策って微妙ですよね。なんか違う気がするというか、雰囲気があんまり良くなくないですか?」
具体的な数値やユーザーの反応ではなく、“なんか微妙” という主観だけで語るため、議論が深まらない。で、なんなん?
3. 結論が出てこない
例えば、何か意見を求めると
→ 「うーん、まあ色々ありますけど、なんていうか、その、方向性としてはアレですけど、どっちとも言えないというか…」
→ 「概ね賛成なんだけど、一部こういう意見もあって、それも大事にしたいですよね」
と、一生結論に辿り着かない人。
言語化力を鍛えるには
では、どうすれば言語化力は上がるのか。いろんな言語化が苦手な方を見てきましたが(失礼)、言語化が出来ない人の大きな特徴は、独りよがりです。それ以外には「話すのが苦手」と自身で言ったりしますが、基本的には「独りよがり」なのではないでしょうか?
よく、「あなたの言葉で話したらいいんだよ」と言ってくれる優しい先輩なんかがいますが、そうではなくて「相手の言葉で話さなきゃ意味ないよ」なのです。
特にこれは、メタ認知という私たちハイデフの裏テーマとも密接に繋がっていますが、言語化力が低い人は得てして「自分は話し下手だ」と思っていないことが多い。
ですので、私も含め、基本的に「自分は話し下手(言語化力が低い)」と思っていたほうが、結果的には良い(言語化力を鍛えられる)と考えています。
① まず書き出す
頭の中だけで整理しようとせず、必ず文字にする。言葉にすると、考えの曖昧さが露呈します。そこからがスタートです。言語化が苦手な人は、そもそも情報の優先度・重要性がついておらず、頭に浮かんでいることから喋りだしてしまいます。
② 粒度を揃える
「つまり何が言いたいのか?」を自分に問うクセをつける。抽象と具体を行き来して、論点の粒度を整える事。「結果ファースト」ですね。
③ 構造化する
構造化とは、バラバラの情報を「整理して、意味のある形にまとめる」こと。「話す内容に主語と述語があるか?」「説明の中に原因と結果があるか?」「提案にはメリットとデメリットがセットになっているか?」これは聞き手にとってより分かりやすい、伝わる話し方です。
④アウトプットする
内省的な思考だけで言語化を鍛える事は不可能です。こういった記事やYoutubeとか本を読んでも身につきません。アウトプット、つまり「誰かに話す」行為自体の数が重要。相手がいて、自分がいる。つまり、自分の考えを話す前に相手の立場を思う事が大前提です。逆説的ですが、自分の事を話すには相手の事を知らなければ伝わらないのです。聞き飽きている事ですが、結局はビジネスで言えば、立場や役職が異なる人と沢山話すという事が言語化力を鍛える大きな力になります。
言語化は、誰のため?
最後に。言語化が出来る人は、「自分のため」に言葉を使っているようで、実はチームのため、顧客のため、組織を前に進めるために、言葉を尽くしています。
言葉は、思考の出口であり、他者との接点です。言語化できる人がいるチームは、早く、強く、遠くまで行ける。私たちHIGHDEFも、高解像度な言語化力を武器に、これからも現場を動かしていきます(言うのは簡単)。
言葉にできるかどうかが、見える景色の解像度を変える。
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