# 面白い人は、やっぱり重宝される

- URL: https://www.highdef.jp/news/x4u2x6ep/
- 分類: HIGHDEF NOTE
- 著者: 佐藤 宏（株式会社ハイデフ 代表取締役）
- 公開日: 2023.02.20
- 更新日: 2026.03.12
- 発行: 株式会社ハイデフ（新潟県上越市） https://www.highdef.jp/

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仕事の場で「ユーモアが大事ですよね」と言うと、\
なんとなく雑談が上手な人、場を盛り上げる人、みたいな話にズレていくことがあります。

でも、私がここで言っているユーモアは、もう少し実務寄りの話です。\
「説明がちゃんと伝わるか」「相手の頭に残るか」という、ごく現実的な話。

マーケティング、ブランド、デザイン。\
正直、これらの言葉だけで身構えられてしまうことは多いです。\
こちらが悪気なく専門用語を並べただけで、\
「なんか難しそう」「よく分からないけど任せておこう」\
そんな空気になることも少なくありません。

だからこそ、説明するときには、意識的に“楽しさ”を混ぜたいと思っています。\
偉そうに理屈を並べるより、その方が圧倒的に話が前に進むからです。

専門用語やロジックを、そのまま正面から投げるのは、あまり得策ではありません。\
それよりも、たとえ話を使う。\
しかも、そのたとえが「相手の世界」に寄っているかどうかが重要です。

犬派なのか、猫派なのか。\
出身地はどこか。\
年代はどのあたりか。

こうした情報を拾って話すだけで、距離感は驚くほど縮まります。\
特に犬派・猫派の話は、使い勝手がいい。\
どちらも好き、という人は意外と少なくて、たいていどちらかに偏っています。\
犬好きに犬の例えを出すと、話はスッと入る。\
逆は、静かに地雷を踏みます。

話が上手い人、説明が上手い人をよく観察していると、\
共通しているのは「相手を楽しませようとしている」という点です。

よく「大阪の人は面白い」と言われますが、\
あれは才能というより、環境の影響が大きいと思っています。\
子どもの頃から「面白いことを言える人」が評価される文化がある。\
クラスで一番面白いやつが、なんとなくヒエラルキーの上にいる。\
そういうインセンティブの中で育っている。

一方で、そうではない地域の人間は、\
この「相手を楽しませる」という行為を、意識的にやらないと身につきません。

でも、ここはサボらない方がいい。\
なぜなら、面白くて仕事ができる人は、個人としてもチームとしても、影響力が掛け算になるからです。

仕事ができるけど、面白くない人は、正直たくさんいます。\
逆に、面白くて仕事ができる人は、驚くほど少ない。\
周りを見渡せば、思い当たる顔が浮かぶ人もいるはずです。

ちなみに、「面白いけど仕事ができない人」も、結構います。\
ビジネスの成果だけを見れば評価しづらい存在ですが、\
組織の中では、不思議とハブになっていたりする。\
数値化しにくいけれど、確実に空気を良くしている。\
そういう人です。

結局のところ、「面白い」というのは、\
ビジネスにおいてかなり実用的な能力なんだと思っています。\
マネジメントの本には、あまり大きく書かれていませんが。

ちなみに、ブランドの世界でも、\
ユーモアを感じるブランドの方が選ばれやすい、というデータは普通にあります。\
真面目であることと、堅いことは、必ずしも同義ではない。\
このあたりは、もう少し素直に捉えてもいいのかもしれません。

### [8割がユーモアのあるブランド好む　日本オラクル調べ](https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC245HI0U2A620C2000000/)

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