# “動かない社員”を責める前に、恥を恐れる組織とどう向き合うか

- URL: https://www.highdef.jp/news/oxzmktlf/
- 分類: HIGHDEF NOTE
- 著者: 佐藤 宏（株式会社ハイデフ 代表取締役）
- 公開日: 2025.06.24
- 更新日: 2026.03.12
- 発行: 株式会社ハイデフ（新潟県上越市） https://www.highdef.jp/

---

- 指示がなければ動かない
- 自分の意見を出そうとしない
- 新しいことには距離を置く

「やる気がない」と片付けたくなる気持ちも分かります。\
でも最近、ある言葉にハッとしました。

> **動かない人の正体は、“恥”を恐れているから。**\
> そして、その背景には“言語化力の弱さ”がある。

なるほど、と。\
もしそうだとしたら、経営やマネジメントにできることは、“怒ること”ではなく“構造的にケアすること”ではないか。\
この記事では、「なぜ人は動けなくなるのか」を前提として、**それを前向きに変えていくマネジメントの視点**を共有します。

---

## なぜ人は“動けなくなる”のか？

一見、前向きに見える人でも、次のような心理がブレーキになります：

- 「失敗したら恥ずかしい」
- 「変に思われたくない」
- 「うまく説明できる自信がない」

これは個人の弱さではなく、**日本的な“同調圧力文化”＋“正解主義”の副作用**です。

そしてその感情の正体を分解すると、以下の3つに集約されます：

1. **恥をかきたくない**
2. **損したくない**
3. **嫌われたくない**

つまり、**動かないのは“合理的判断”ではなく“感情の防御”**なんです。

---

## 経営者・マネージャーとして取るべき3つの視点

### ① 「動いた人を守る」カルチャーを作る

動いた結果が未熟でも、**動いたという行為そのものが評価される**状態をつくる。\
「何かやったら怒られる」「何も言わない方がマシ」な環境では、誰も前に出ません。

失敗を歓迎しよう、ではなく\
**“恥をかいた勇気”をリスペクトすること**が重要です。

---

### ② 言語化支援＝構造的に“話せる人”を育てる

「言語化できないから、行動しない」はよくある構図。\
この場合は、個人任せではなく**組織として“言葉の支援”を整える**必要があります。

たとえば：

- 話し方ではなく「問い方」から教える
- 思考整理の型をチームで共有する（例：ロジックツリーや構造メモ）
- ファシリテーターが“言語化代行”して初期段階をサポート

---

### ③ 「正しさ」より「試した数」で評価する

人が動けないのは、“失敗＝マイナス”という評価体系のせいです。\
試した回数、挑戦したバリエーションを「価値」として扱うことで、動き出す人が増えます。

---

## 経営とは、“恥をかける組織”をつくること

動くことには勇気がいります。\
でも、それを「個人の度胸」に任せていては限界がある。

経営者ができるのは、**“恥をかいても死なない”組織を設計すること。**\
安心して失敗できる環境。\
思ったことを口にできる余白。\
変なことを言っても笑われない場の空気。

その積み重ねが、「やってみよう」を生み、「言ってみよう」を許し、結果として“動ける人”を育てていく。

---

## HIGHDEF的まとめ

私たちHIGHDEFは、動く人を信じます。\
そして、動こうとしている人の背中を、言葉と仕組みで押します。

なぜなら、**現場が動かない理由のほとんどは、“能力”ではなく“空気”だから。**\
それを変えるのは、仕組みであり、思想であり、マネジメントの姿勢です。

「なぜ動けないのか？」ではなく、\
**「どうすれば動けるようになるか？」に投資する。**

それが、これからの組織に求められるリーダーシップだと信じています。
