私は学生時代、好きなことしか勉強出来なかったので、数学とかは非常に苦手だったんですね。その頃から、方程式に当てはめて答えを求めるってんなら、別に答えなんか出てんじゃん、つまんね。と。一方、国語も好きじゃなくて、これは「この時作者はどう思ったのかを答えなさい」みたいな記述問題がずーーっと納得できなくて、だって作者でもないやつが作者に成り代わって答えるとかありえないし、正解も間違いもないじゃんこんなの、あほらし。と。何が好きだったのかというと、歴史が好きでたいてい世界史の教科書と図表や地図帳をずーっと見て、妄想をしていたなんてとこで、当然歴史だけはずっと5の評価だったんですけど。なんの自慢か。さて、エビングハウスの忘却曲線はご存知でしょうか。簡単に言えば、「人間は学んだ事を直ぐに忘れるから、復習しないと意味ないよ」という事です。結構勘違いをしている方も多いのですが、横軸は「記憶してから経過した時間」でいいのですが、縦軸は「記憶量」ではないですよね。正確には「節約率」となります。節約率というのが説明がいるのですが、乱暴に言えば「1回目の記憶にかかった時間に比べると、2回目の記憶時間は44%節約できた」という意味です。これを元にマネジメント系のレクチャーでは「要は時間の経過とともに忘却するよ」と意訳をしてるんです(←こういうの大事)。それを踏まえて、では一番効率的な学習方法はどうなのか?ということです。結果が出る学習法ガシガシと要約しますが、忘却曲線から読み取ることは下記の3つ関心がない知識を学ぶ場合は、時間をかけてもすぐに忘れる事が多い1回めの学習よりも、2回目移行の学習の方が記憶に残る関心が無い知識でも、復習を重ねれば記憶に定着しやすくなるさらにこの研究を進めた偉い先生が発見したのが下記の4つの事実。講義内容を復習しない場合、30日後にはほとんどの知識を忘れる講義から24時間以内に10分の復習をすると、記憶が100%(講義直後の状態)に戻る講義から1週間後に2回目の復習をすると、5分で記憶を取り戻せる講義から1ヶ月後に3回目の復習をすると、2~4分で記憶を取り戻せるつまり、忘却曲線をハックして学習効率を最大限に高めるには、「必ず、早期に復習をする(何度もが吉)」ということです。早期に復習を何度もする講義や講習、勉強、本を読んだ直後は「はぁ〜なるほどね!」「わかった分かった」と人間の脳みそはなってるんですが、それが自分に興味のない事であった場合、一日後には記憶が半分になってるよ〜という不都合な真実です。故に、ワンタイムのセミナーを受講してもその後に復習をしなければ、全く意味がありません。全く、意味ありません(二度目)。学校の先生や、塾の先生が「今日やった事を必ず明日復習するんやでぇ〜!」と言っていたのはまさにこれが裏付けとしてあるからですよね。マネージャーはフォローアップが大事これは社内においての研修でも同じく当てはまります。そのヒトの問題ではなく、人間のバグなので、忘れるのが当たり前です。だから、マネジメントサイドの役職者は部下に対して研修をさせたり、学びの機会を作ったら確実にフォローアップが必要です。これを面倒くさいと思うのならやらないほうがマシという事です。