2026/2/23
宝くじは、年間17,000円で“待つ時間”を買う
宝くじって、損するよね、って話をわざわざする人がいます。まあ、そうなんだけど…。
例えば…ロト7を毎週2口、1年買うとします。
31,200円。
制度上の還元率はだいたい45%くらいだから、平均で戻るのは14,000円ちょっと。差し引き、年間で約17,000円。
数字だけ見れば、きれいにマイナス。
でも、この17,000円、どこへ行くんだろうなと思うんです。消えているわけじゃない。ちゃんと、別の形になっている。宝くじを買った日の夜って、ちょっとだけ世界が柔らかくなりませんか。
もし当たったらさ、って、口に出せる。
家どうする?
仕事どうする?
あいつに何て言おうか。
たぶん当たらない。
それもわかってる。
でも、発表までのあの数日間だけは、現実の上にもう一枚、薄い膜みたいなものが乗る。

宝くじが売っているのは、当選金じゃない。
あの“結果待ちの時間”なんです、これが実は本質。
ロト7は6等以上なら、そこそこ当たる確率があるらしいです。でも正直、そこはあんまりワクワクしない。
本当に欲しいのは、もっと無茶な数字のほう。1億とか、7億とか。確率が低いほど、妄想は自由になる。リアルに当たりそうな金額だと、逆に現実的な悩みが出てきてしまう。
税金どうする、とか。
人はたぶん、確率を買っているんじゃなくて、スケールを借りている。
年間17,000円。月にすると1,400円くらい。
映画に1本行くのと同じくらいで、一年間、何度も億万長者になれる。そう思うと、まあ、悪くないか、とも思うw もちろん、増やすためのお金ではない。
でも、人生って全部が合理的じゃなくてもいい。
番号を照らし合わせる、あの数秒の沈黙。
外れたときの、ああ、という小さな笑い。
当たらなかったのに、どこかで少しだけ楽しかった感じ。
宝くじは、年間平均で約17,000円を払って、夢想と期待と結果待ちの体験を買う娯楽なんだと思う。ちゃんと数字を知ったうえで買うなら、それはそれで、きれいな消費です。
たぶん…。
CONTACT
お問い合わせ
マーケティングやその他サービスに関するお問い合わせなどはこちらよりお気軽にご連絡ください。
DOWNLOAD
資料ダウンロード
弊社のサービスについて詳細をご覧になりたい方はこちらより会社案内資料をダウンロードください。
