# 上越で一番地価が高いのは、城下町・高田じゃなく郊外の富岡だった

- URL: https://www.highdef.jp/news/478zkb3rk7l/
- 分類: HIGHDEF NOTE
- 著者: 佐藤 宏（株式会社ハイデフ 代表取締役）
- 公開日: 2026.07.06
- 更新日: 2026.07.06
- 発行: 株式会社ハイデフ（新潟県上越市） https://www.highdef.jp/

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2026年7月1日、国税庁が今年の路線価を発表しました。全国平均は前年比プラス2.9%。5年連続の上昇で、いまの算出方法になってから過去最大の伸びだそうです。都会の地価の話は、相変わらず威勢がいい。

で、上越はどうなのか。国税庁の路線価図を、高田・直江津・富岡と実際に全部開いて数字を拾ってみました。そうしたら、**ひとつ思い込みが崩れました。上越で一番路線価が高いのは、城下町・高田ではなかった**。郊外の富岡です。

「一番高いのは高田の本町通りだろう」と、たぶん多くの人が思っている。私もそう思っていました。実際の数字は違った。ここに、地方都市がこの数十年で通ってきた道が、そのまま出ています。

## 上越市の最高路線価は、高田じゃなく富岡だった

結論の数字から。**上越市で一番路線価が高いのは、富岡の県道沿い（上越安塚柏崎線）で、1平方メートルあたり約58,000円**。郊外型の店舗が集まるロードサイドです。旧城下町・高田の目抜き通り（本町〜高田駅前）は56,000円で、僅差ながら2番手でした。

![上越市の主要エリアの2026年路線価。富岡・県道沿い（郊外ロードサイド）が市内最高で約58,000円/㎡、高田・本町通り〜高田駅前が56,000円、直江津・中央が25,000円前後。富岡のさらに外縁は倍率地域](https://images.microcms-assets.io/assets/8779779a1bf246e39228c779f654eea6/61cae376569e4352817d63fed911b5f5/fig1-areas.png)

上越の主要エリアの路線価（2026年・1㎡あたり）。トップは郊外の富岡、僅差の2番手が旧城下町の高田。直江津はその半分以下。国税庁「令和8年分 財産評価基準書」の路線価図を実際に確認して作成。

| エリア          | 性格                 | 2026年の路線価            |
| ------------ | ------------------ | -------------------- |
| **富岡・県道沿い**  | 郊外ロードサイド（新しい商業の中心） | **約58,000円/㎡（市内最高）** |
| 高田・本町通り〜高田駅前 | 旧城下町・高度商業          | 56,000円/㎡            |
| 直江津・中央       | 旧港町・繁華街            | 約25,000円/㎡           |

正直に言うと、私は最初この結果を疑いました。高田の本町通りが市内トップだと思い込んでいたからです。だから路線価図を、高田だけでなく富岡の該当ページを全部開いて確かめました。**富岡の県道沿いには、はっきり58,000円の路線価が付いている。高田を上回っている。**直江津の中央エリアはさらに下で25,000円ほど。同じ上越市の中でも、東西・新旧でこれだけ差があります。

## そもそも路線価とは何か

**路線価とは、相続税や贈与税を計算するときに使う、道路ごとの1平方メートルあたりの評価額**です。国税庁が毎年7月1日に発表します。自宅や実家の土地を相続するとき、いくらの評価になるか。その素になるのがこの数字です。

よく「公示地価」や「基準地価」と混同されますが、あれは実際の売買の目安（時価に近い値段）で、目的が別物。**路線価は税金の計算用で、だいたい公示地価の8割くらいの水準に設定されます。**この記事は相続・土地評価に直結する「路線価」で通します。

## 街の重心が、城下町から郊外へ移った

富岡が高田を抜いた、という事実が意味するのはこういうことです。**クルマで動く郊外のロードサイドが、歩いて回る城下町の商店街を、地価で上回った。**かつて上越（旧高田市）の中心は、雁木の続く高田本町通りでした。今は、その座が郊外の富岡に移っている。

これは上越に限った話ではありません。全国の地方都市が数十年かけて通ってきた「中心市街地の空洞化」と「ロードサイドの伸長」が、上越でも路線価という数字にきれいに出ている、というだけのことです。**一番地価が高い場所は、その街の「重心」がどこにあるかを映します。**上越の重心は、すでに郊外へ動いた。

## 富岡の「外側」には、そもそも路線価すら付かない

もうひとつ、土地を持つ人が知っておくべき事実があります。**富岡の中心部には58,000円の路線価が付いていますが、その"さらに外側"（藤野新田・大道福田・上越インター・三田の方面）は「倍率地域」で、路線価図に数字が載っていません**。

路線価は、市街地の「路線価が設定されたエリア」にしか付きません。田畑が混じる郊外の縁は、路線価ではなく**「倍率方式」（固定資産税評価額 × 国税庁が定めた倍率）で相続税を計算する**扱いになる。だから同じ富岡でも、県道沿いの店舗地には58,000円が付き、少し外れた一角は路線価図が真っ白、ということが起きます。

つまり富岡は、**「市内で一番路線価が高い商業地」と「路線価すら付かない郊外の縁」が、同じ町名の中で隣り合っている**。地方都市の郊外化が、いままさに進行しているグラデーションが、路線価図の上に見えるわけです。（余談ですが、私たちハイデフの新事務所も、この富岡にあります。市内トップの路線価がついた町の当事者、ということになります）

## 全国は上昇、上越は下落。この逆行も忘れずに

順位の話に隠れがちですが、水準そのものは下がり続けています。**2番手の高田駅前は、去年（2025年）57,000円だったのが今年56,000円。1年で下落しています。**新潟県全体では、路線価の平均変動率が33年連続の下落。全国がプラス2.9%で5年連続の上昇を続けるなか、上越は一等地でもマイナスです。

![2025年から2026年の路線価の変化。高田駅前(旧市街)の路線価は57,000円から56,000円へ下落、新潟県は33年連続の下落、全国平均は＋2.9%で5年連続上昇という逆行](https://images.microcms-assets.io/assets/8779779a1bf246e39228c779f654eea6/b27500dccfa240e68e57ff55bdb34a16/fig2-trend.png)

全国が5年連続で上がるなか、上越は一等地でも下落。地価の上昇局面は、上越にはまだ来ていない。前年比は国税庁の令和7年分・8年分の路線価図で確認。

この構造は、以前まとめた[上越市の人口動態](https://www.highdef.jp/news/a-y5kix27/)の話と地続きです。土地の値段は、その街に人がどれだけ集まり続けるかの結果でしかない。重心が郊外に移ったのも、水準が下がり続けているのも、同じ人口の動きが別々の顔で出ているだけです。

## で、これがあなたの土地にどう関わるのか

数字遊びで終わらせないために、立場別の実務の話をします。

- **相続を控えている人**：まず自分の土地が「路線価地域」か「倍率地域」かを確認するところから。高田や直江津の市街地、富岡の県道沿いなら路線価方式（今回の数字を使う）、富岡の外縁や郊外なら倍率方式。同じ「上越の土地」でも計算ロジックが別物です。
- **土地を売買する人**：路線価は公示地価の約8割。逆算すれば実勢の目安が立ちます。下落が続く上越では、"待てば上がる"という前提は外して動いたほうが現実的です。
- **事業をやっている人**：地価が下がり続ける＝土地の含み益は期待できない。でも裏を返せば、**出店や拡張のコストは全国的に見て圧倒的に安い**。富岡のロードサイドが市内トップに立ったのは、まさに「安く広く構えられる郊外に、人と商売が移った」結果。地価下落は"守り"には逆風でも、"攻め"には追い風になり得ます。

## まとめ：路線価は、街の重心を映す

上越の2026年の路線価を整理します。

- 市内最高は富岡の県道沿い（約58,000円）。高田駅前56,000円を僅差で上回る
- 直江津・中央は約25,000円で、高田の半分以下
- 富岡の外縁は倍率地域で路線価なし。郊外化のグラデーションが図に出ている
- 水準は下落基調。新潟県は33年連続の下落、全国とは真逆

**上越の重心は、歩いて回る城下町から、クルマで動く郊外へ、すでに移った。**それが良いか悪いかではなく、まず事実として押さえておく。自分の土地や商売が、その重心のどちら側にあるのか。数字を知っておくだけで、いざというときの判断は変わってきます。

## よくある質問

**Q. 上越市で一番路線価が高い場所はどこですか？**\
2026年（令和8年分）で最も高いのは、富岡の県道沿い（上越安塚柏崎線）の郊外商業地で、1平方メートルあたり約58,000円です。旧市街の高田・本町通り〜高田駅前（56,000円）を僅差で上回ります。

**Q. 高田の本町通りが一番高いのではないのですか？**\
かつては高田が中心でしたが、2026年の路線価では富岡がトップです。中心市街地の空洞化と郊外ロードサイドの伸長が、路線価の順位に表れています。

**Q. 富岡はすべて路線価が付いているのですか？**\
いいえ。県道沿いの商業地には路線価が付いていますが、藤野新田・上越インター・三田方面など富岡の外縁は「倍率地域」で、路線価図に数字が載りません。相続税評価は倍率方式（固定資産税評価額×倍率）で計算します。

**Q. 自分の土地の路線価はどこで調べられますか？**\
国税庁の「財産評価基準書 路線価図・評価倍率表」（rosenka.nta.go.jp）で、住所から該当地域の図を開けば確認できます。図に数字がなく「倍率地域」と書かれている場合は、倍率方式での評価になります。

*本記事の路線価は、国税庁「令和8年分 財産評価基準書」（前年比較のため令和7年分も）の路線価図原本を、上越市内の高田・直江津・富岡の各図面を実際に確認して作成しています。全国・県平均の動向は国税庁発表資料および報道に基づきます。*

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